こんにちは。『今に生きる会社員のための情報ブログ』を運営しているHirokichiです。徳島出身で工業高専から大学院を経て、大手メーカーに入社。設計職を7年経験したのち、現在は営業職として働く31歳の会社員です。娘が生まれたことで、これまで以上に「将来に役立つ知識」を意識するようになりました。
そんな私が今回手に取ったのは『60分でわかる!仮想通貨 ビットコイン&ブロックチェーン 最前線』という一冊。自分でも少しだけ仮想通貨を持っていたのですが、「そもそも仮想通貨って何?」という基本をきちんと理解したくて購入しました。
著者と本書について
本書は「仮想通貨ビジネス研究会」という有識者チームによって書かれています。技術評論社から出版されており、タイトル通り60分でざっくり概要を掴める構成です。仮想通貨の背景やブロックチェーンの技術、ビットコインの仕組み、今後の可能性まで幅広くカバーされています。
本書の構成(章立てとポイント)
- 第1章:仮想通貨とは何か?
仮想通貨の基礎概念や登場の背景、法定通貨との違いを説明。 - 第2章:ビットコインの仕組み
ブロックチェーン技術の簡単な仕組みやマイニングの解説。 - 第3章:主要な仮想通貨の特徴
ビットコイン以外の代表的な仮想通貨(イーサリアム、リップルなど)の特徴。 - 第4章:仮想通貨の活用事例と社会的なインパクト
海外の行政での活用事例、資金調達(ICO)の解説。 - 第5章:投資とリスク
仮想通貨を保有・取引するうえでの注意点、詐欺・ハッキング事例など。 - 第6章:仮想通貨のこれから
中央銀行発行のデジタル通貨(CBDC)の可能性と、これからの金融の形。
読んで感じたこと・得られた学び
「仮想通貨=投機」のイメージが強い人も多いと思います。実際、私自身もその一人でした。しかし本書を読んで、その認識がガラッと変わりました。
一番印象に残ったのは、「仮想通貨が流行した背景のひとつに、中国の富裕層による“爆買い”があった」という事実。国家間の通貨規制を避ける手段として仮想通貨が利用されていたという話は非常にリアルでした。
また、「ブロックチェーン技術は今後、行政システムにも応用される可能性がある」との指摘も興味深かったです。確かにマイナンバーや納税記録など、公的な記録の改ざん防止に最適です。そう遠くない将来、私たちの生活の中に“当たり前のように”仮想通貨が登場するかもしれません。
実生活での変化と気づき
私が仮想通貨に興味を持ったのは、「周りで始めている人が増えてきた」から。ただ、正直あまり理解しないまま口座だけ作り、数千円分を購入していた状態でした。
この本を読んでからは、“なんとなく持っている”状態から、“自分の意志で理解して選んでいる”という感覚に変わりました。
印象的だったのは、「ファーストペンギンが富を得る」という教訓です。最初に飛び込んだ人が最も大きなリターンを得るのは、仮想通貨に限った話ではありません。ただし、リスク管理が重要なのも事実。本書はその「両面」をわかりやすく伝えてくれます。
特におすすめしたい人
- 仮想通貨が気になっているけど、何から勉強すればいいかわからない人
- 投資初心者で、まずは少額から始めたい人
- ブロックチェーンって聞くけど、結局何なの?と思っている人
- 子育てや将来のために、少しでも資産形成をしておきたいパパ・ママ
同じ著者(仮想通貨ビジネス研究会)の他の書籍
- 『いちばんやさしいビットコインの教本』
- 『NFTの教科書』
- 『60分でわかる!メタバース 最前線』
まとめ
仮想通貨やブロックチェーンは「難しそう」「怪しい」と思われがちですが、それは“知らないから”不安になるのだと思います。本書は、初心者でもすっと読める軽快さで、しかも本質をしっかり押さえてくれています。
私自身も、仮想通貨という未知の領域に、少しずつ自分の意思を持って関われるようになりました。これからの時代、少しでも知っておくことが“選択肢の幅”を広げてくれるはずです。
ぜひ、あなたも一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?