【書評】『部下ノート』で変わった！30代パパ営業が見つけた“育てるリーダー”の極意

こんにちは！
「今に生きる会社員のための情報ブログ」管理人の Hirokichi です。

徳島県出身、サッカー歴18年。
機械工学を学び、設計職を7年経て、今年から営業職に転身。現在は3人家族で、0歳の娘を育てるパパでもあります。

今回は、部下との関係や育成に悩むあなたへ。
まさに今の時代に刺さる1冊——
**望月禎彦著『1万人の部下をぐんぐん成長させたすごいノート術部下ノート』**の書評です。

📚この本を読もうと思ったきっかけ

私は過去に2度の転職を経験し、2社目では中途ながら部下3名の業務調整や指導を担当していました。
とはいえ、教育って難しい…。特にリモートワークでは、部下の本音も様子もわからない。そんなとき、書店で本書の1ページ目にあった

「リモートワークで部下が集中して仕事に取り組めていると思いますか？」

という問いに心を掴まれ、すぐに購入を決意しました。

著者の望月禎彦さんは、人材育成と組織改革のプロ。累計1万人以上の部下育成に携わってきた実績を持ち、現場で実践されてきたノウハウを「部下ノート」という手法に凝縮しています。

本書は、部下を育てるための最強ツールとして「部下ノート」を紹介しています。

とてもシンプルでありながら、続けるほどに**“育てる”から“信頼し合う”関係**が生まれていきます。
まさに、今の時代に必要な「育成のアップデート」と言える内容です。

個人的に最もグッときたのは、この言葉。

「部下ノートは、部下のためのツールであると同時に、自分を育てるツールでもある」

そう、部下を見ようとすると、自分の言葉・考え・行動を見つめ直す必要が出てくるんです。
部下を育てるには、こちらも成長しないといけない。
これは、営業職に転身し、部下をもつ立場になった私にとって、ものすごく響きました。

もうひとつ印象的だったのが、

「部下に成長を期待することは、部下を信頼すること」

という考え方。
私も新卒と接する中で、「この子、わかってるのかな？伝わってるかな？」と不安になることがよくあります。でもそれって、信頼していない証拠かもしれないんですよね。

期待する＝信じる。
この基本に立ち返るだけで、伝え方が変わるなと感じました。

私は中堅になりつつある31歳。上司と新卒、どちらとも日々向き合っています。
考え方も性格も仕事への向き合い方も、まったく違う。
でも、それを「違うから仕方ない」と割り切るだけでは、関係性は深まりません。

この本を通して、「世代が違うことを言い訳にせず、どう歩み寄るか」が一番の課題であると気づかされました。

本書の終盤、ズバッと響いた一言。

「○○世代を理由にする上司は成功しない」

私の現上司もまさにこのタイプ…（笑）
でもこれ、すごく大事だと思うんです。

そんな決めつけをやめて、ひとりひとりを見ようとする姿勢。
それこそが、ノートを書く意味なのかもしれません。