【書評】『好かれる人が絶対しないモノの言い方』で気づいた“言葉の力”|30代営業職パパが実践して変わったこと

本の要約

こんにちは!『今に生きる会社員のための情報ブログ』を運営しているHirokichiです。

私は現在、メーカーで営業職をしている31歳の会社員パパです。妻と0歳の娘との3人暮らし。これまで設計職を7年経験し、昨年から営業職に転身しました。転職も2度経験し、今は「どうすれば人を動かせる営業になれるか」「家庭と仕事をどう両立するか」を日々考えています。

今回ご紹介するのは、渡辺由佳さんの『好かれる人が絶対しないモノの言い方』。営業職に転身したばかりの私が、人との接し方を見直したくて手に取った一冊です。ちょっとした言葉の選び方で、相手の反応が驚くほど変わる。そんな気づきが詰まっていました。


◆著者について

著者の渡辺由佳さんは、コミュニケーションコンサルタントとして活躍されており、企業研修やビジネスマナー指導に多数登壇されています。特に”言葉の選び方”にフォーカスしたアプローチが多く、現場で活きる実践的な内容が魅力です。


◆本書の構成と概要

本書は、誰からも“好かれる人”が「絶対にしない言葉の使い方」を、シーン別に解説していきます。

●主な章立て(抜粋)

  • 1章:言葉には人間関係を変える力がある
  • 2章:絶対に避けたい5つの言い回し
  • 3章:場を和ませる言葉の選び方
  • 4章:相手の心を動かす“ひと言”のコツ
  • 5章:仕事でも家庭でも役立つ会話術

全体を通して、「相手の心に届く言葉とは何か?」を具体例を交えて学べる構成になっています。


◆読んで得た気づきと実体験

◎当たり前だけど難しい「気持ちを伝える」大切さ

“気持ちを言葉にしないと意図は伝わらない”

これは当たり前のようで、意外とできていなかったと反省しました。

私はつい「自分でやった方が早い」と考えがちで、家でも仕事でも、言葉にする前に行動してしまう癖がありました。ですが、それが時に“思ってくれてるのか分からない”と感じさせてしまう原因になる。

だから最近は、家庭でも「ありがとう」を意識して言うようにしています。ご飯を作ってくれた妻へ、娘の寝かしつけをしてくれたときも、「助かる」「ありがとう」と一言伝えるようになりました。

◎「とりあえずのすみません」はNG

本書でハッとしたのが、“とりあえずの謝罪”が信頼を下げるという指摘。職場でも「すみません」が口癖の後輩がいて、別の先輩に「それ、何に対して謝ってるの?」と聞かれた場面を思い出しました。

適切な場面で“正しく謝る”ことの重要性に気づきました。軽々しく「すみません」を使いすぎると、いざ本当に謝るべき時の重みがなくなってしまう。営業でも家庭でも、言葉の重みを意識しなければと改めて思いました。

◎「そうなんですね」の魔法

年上のお客様と接する機会が多い中、相手に寄り添う“相槌の力”を再確認しました。

“そうなんですね”というたった一言が、相手の話す意欲を引き出す

相槌はただの受け答えではなく、関係性を築く鍵になります。何気ないひと言の重要性を痛感しました。


◆私に起きた変化と読者へのメッセージ

本書を読んでから、「言葉選び」に対して意識がぐっと高まりました。営業でも家庭でも、人との関係は言葉でつくられていると実感しています。

気持ちを言葉にすることの大切さ、不要な謙遜をやめて素直に喜ぶことの意義、そして相手への共感を示す“ひと言”の威力。

これはどんな人間関係にも通じる、大人の必修スキルだと感じました。今後も何度も読み返したい一冊です。


◆こんな人に読んでほしい!

  • 営業や接客など、人と接する仕事をしている方
  • 家庭でもっとよい関係を築きたいパパ・ママ
  • 言葉遣いが気になっている新社会人
  • 自分の“伝え方”に自信がない人
  • 上司や部下とのコミュニケーションに悩んでいる人

◆同じ著者のおすすめ書籍

  • 『ビジネスマナーの解剖図鑑』
  • 『一緒にいて心地いい人の話し方』
  • 『人間関係がラクになる 言葉の選び方』

◆まとめ

言葉ひとつで、関係性がよくも悪くも変わってしまう。だからこそ、意識して「相手を思いやる言葉」を選ぶことが大切です。

パパとして、営業職として、夫として——もっと良い関係を築くために。ぜひ一度この本を手に取ってみてください。


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