こんにちは!
【今に生きる会社員のための情報ブログ】を運営しているHirokichiです。
私は現在、製造業の営業職として働く31歳。これまで設計職を7年経験し、2度の転職を経て、今の仕事に就いています。
0歳の娘を持つパパとして、「自分は何のために働いているのか?」を真剣に考えるようになりました。
そんな時に手に取ったのが、今回ご紹介する『働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。』(戸田智弘 著)です。
📘 本書を手に取った理由
「やりがいが感じられない」「今の仕事をこのまま続けていいのか」――
設計職時代の私は、そんな思いを抱えていました。
営業へ転身した今でも、**「働く意味」や「自分のキャリア」**に向き合うことの重要性を日々感じています。
娘の誕生を機に、「仕事って何だろう?」と考えた時、何かヒントが欲しくてこの本を読みました。
📚 『働く理由』の概要と魅力
この本は、歴史上の偉人や現代のビジネスリーダーの言葉を99個集めた“働く意味”に向き合う自己啓発書です。
内容は名言の紹介だけにとどまらず、その言葉に対して著者が丁寧に解説を加え、「シゴトとは何か?」「天職とは?」「生きるとは?」といった人生の根源的な問いに読者と一緒に向き合っていきます。
1日1ページでも読み進められる構成になっており、気軽だけど深い気づきを与えてくれる1冊です。
✨ 私が得た3つの大きな気づき
①「好きを仕事にしなくてもいい」
“向いているかどうかなんて、2の次。”
これは本書で最も心に残ったフレーズの一つです。
99の偉人の言葉に触れて気づいたのは、「好きを仕事にする」だけが正解じゃないということ。
中には、「嫌いを仕事にしない」ことを大切にしている人もいて、働き方は人それぞれ。
私はかつて、「設計の知識がある自分は、設計職を極めるべきだ」と思っていました。
でも今は、「自分を必要としてくれる場所で、力を発揮することこそが意味のある働き方」だと感じています。
② 娯楽・趣味・特技の区別がキャリアを変える
この本では、「娯楽」「趣味」「特技」という3つの概念について以下のように書かれていました。
- 娯楽:ただの息抜き。仕事にはならない
- 趣味:継続性があり、成長すれば特技になりうる
- 特技:他人に価値を提供できれば、仕事にできる可能性がある
私はサッカーを18年間続けてきました。今でもフットサルが生活の一部。
また、カメラも趣味で、スニーカーは30足以上持っているほど好きです。
これまで「趣味は趣味」と切り離していましたが、本書を読んで、**「この趣味は仕事になりうるか?」**と考え直すようになりました。
③ 「働き方」には自律性が問われる時代
「安定だから会社員」ではなく、「やりたいから会社員」になろう。
この本を通じて強く感じたのは、「自律的に働く」ことの重要性です。
会社員という選択肢も、フリーランスも、副業も、今の時代は多様。
でも、どれを選ぶかより大事なのは「自分で選ぶという意志」ではないでしょうか。
私は、安定や条件だけで会社を選んでいた過去を振り返り、今は「この会社で何ができるか?」を考えるようになりました。
娘に胸を張って「この仕事を選んだ理由」を語れる父親になりたいからです。
🔄 読んだ後に変わった“働く意識”
この本を読んだことで、「働く=お金を稼ぐ」から、「働く=自分を活かす手段」という意識に変わりました。
もちろん、生活のためにお金は必要です。
でも、**「自分を必要としてくれる場所で、自分の強みを活かす」**ことが、長く働くうえでの原動力になるんだと実感しています。
👤 こんな人におすすめしたい!
- 「仕事にやりがいを感じられない」20代・30代会社員
- 転職を考えているが、何を軸に決めればいいかわからない人
- 子どもができて「家族のための働き方」を考えるようになったパパ
- 副業や独立も気になっているけど、一歩が踏み出せない人
📝 まとめ|自分の人生を、自分で選ぶということ
『働く理由』は、仕事がつまらないと感じた時、必ず立ち返りたくなる1冊です。
キャリアに悩んだ時、働き方に迷った時、
「自分にとって働くとは何か?」を静かに問い直してくれる言葉たちが詰まっています。
これからも、働きながら、考え続けよう。
「あなたにとって働くって、何ですか?」