【書評】『働き方』で仕事に恋したくなった!30代会社員パパが悩みながら気づいた“働く意味”

本の要約

✅はじめに

こんにちは、ブログ「今に生きる会社員のための情報ブログ」を運営しているHirokichiです。
私は31歳の会社員パパ。18年間続けたサッカーとフットサルで鍛えた粘り強さと、0歳の娘との毎日から学ぶ忍耐力で(笑)、メーカー営業職として日々奮闘しています。

今回紹介するのは、経営の神様・稲盛和夫さんの著書『働き方―――「なぜ働くのか」「いかに働くのか」』。

実は僕、これまで2度の転職を経験してきました。
結婚、出産と人生の節目を迎え、「自分はなんのために働いているんだろう?」と、ふと立ち止まることが増えてきました。

そんなときに出会ったのがこの本です。


📘著者紹介:稲盛和夫さんってどんな人?

京セラやKDDIの創業者であり、日本航空(JAL)の再建にも尽力した、まさに“伝説”の経営者。
「経営の神様」として語り継がれる存在ですが、彼の言葉は難解ではなく、驚くほど人間くさい。

そしてこの本は、肩書きやキャリアを超えて、**「人としてどう働くべきか」**をストレートに問いかけてきます。


🔍本書の概要:「なぜ働くのか」がすべての出発点

本書は、働くことの本質を以下のようにまとめています。

  • 働くことは、人間として成長するための道
  • 成長とは、幸せになるための唯一の方法
  • だから、働くこと=幸せに近づく手段

そして、そのために必要なのは「誠実で真面目に、地道に取り組む姿勢」。

つまり、「幸せになれる仕事」を探すのではなく、「仕事に取り組む姿勢を正せば、どんな仕事も幸せにつながる」という逆転の視点です。


💡心に残った言葉:「仕事に恋をしよう」

個人的に最も刺さったのがこの一文。

「仕事に恋をしなさい」

これ、すごく深い言葉だと思いませんか?
僕は今まで、どこかで「仕事=生活のための手段」だと思っていたんです。でもそれだけでは、やっぱり物足りない。

振り返ると、夢中になって取り組めたこと、飽きずに続けられたもの(サッカーやフットサル、筋トレ、読書…)って、“好き”を超えて“恋”してたと思うんですよね。

じゃあ仕事にそのレベルで向き合えたらどうなるか?
――きっと、働き方そのものが変わるんじゃないかって感じたんです。


🤔実体験から思うこと:まだ恋にはなれていない

正直言って、今の自分はまだ「仕事に恋」していません。

3社目の今、収入や働き方の条件を重視して選んできた面も否めません。
ただ、それが間違いだとは思いません。

それでも、**「夢中になれる何か」**を仕事の中で見つけたい。
子どもができて、家族を守る責任ができた今だからこそ、「かっこいい背中」を娘に見せたいと思っています。


📊欧米と日本の“働く”意識の違い(参考データ)

🌍 仕事の満足度 vs 労働時間(出典:OECDなど)

平均労働時間仕事満足度(10点満点)
日本約1,607時間5.8点
アメリカ約1,791時間7.1点
ドイツ約1,349時間7.4点
フランス約1,402時間6.9点

👆このデータを見ると、「働く時間」と「満足度」は比例していないことが分かります。

つまり、「どれだけ長く働くか」よりも、「どう働くか」のほうが大切だということ。


💬この本を読んで変わったこと/伝えたいこと

この本を読んでから、仕事への向き合い方に変化が生まれました。

  • 日々のルーティン業務にも「目的意識」を持つように
  • 娘に「働くって楽しいんだよ」と言えるような生き方を意識
  • 「好きなこと」だけを追うのではなく、「与えられた場所で全力でやる」ことの意味を考えるように

パパとして、夫として、そして一人の男として――
**「どう働き、どう生きるか」**は一生考え続けるテーマだと思います。


👨‍👩‍👧こんな人におすすめ!

  • 転職やキャリアに悩んでいる30代会社員
  • 働く意味を見失いかけているすべてのパパ
  • 仕事と家庭の両立に葛藤しているワーキングパパ&ママ
  • 忙しさの中で“夢中”を忘れてしまった人

📚同じ著者のおすすめ書籍

  1. 『生き方』
     働く前に「どう生きるか」を問うロングセラー
  2. 『心。』
     人生もビジネスも“心”がすべてという哲学
  3. 『成功への情熱』
     京セラ創業時の熱量が詰まった一冊

📝まとめ:働くことは、自分を磨く最高のチャンス

結局、「働くこと」は義務ではなく、自分の人生を磨く手段なんだと思います。
そして、恋するくらい本気になれたら、きっと人生はもっと輝く。

ぜひ、あなたもこの本を手に取ってみてください。
そして、自分なりの「働く意味」を見つけてほしいです。

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