【書評】『今どきの大人を動かす「ほめ方」のコツ29』で気づいた“家でも職場でも効く魔法の声かけ”

本の要約

こんにちは!
「今に生きる会社員のための情報ブログ」のHirokichiです。
31歳、娘0歳のパパで、メーカー営業マンとして日々奔走中。
7年間の設計職を経て、今年から営業職に転身。転職も2回経験し、現在は3社目。
そんな私が今回読んだのは――

◆ なぜこの本を手に取ったか

働き出して8年目。後輩ができ、部下の成長を考える立場にもなってきた今、「人のやる気を引き出すにはどうしたらいいか」を真剣に考えるようになりました。
とくに営業では、お願いごとを円滑に通したり、相手と信頼関係を築いたりする場面が多く、言葉の力の大切さを痛感。
そんなときに出会ったのがこの本、**『今どきの大人を動かす「ほめ方」のコツ29』(吉田たかよし 著)**です。

◆ 著者・吉田たかよし氏とは

医学博士であり、TVやラジオでも活躍する脳科学の専門家。
“脳の仕組みを活かした勉強法”で有名ですが、本書ではその知識をもとに、「人の行動を変える」ための“ほめ方”を科学的に教えてくれます。


◆ 本書の構成(章立て)

  1. ほめると脳が動き出すメカニズム
  2. 今どきの部下・上司に響く声かけのコツ
  3. 男女で違う!効果的なほめ言葉の使い方
  4. 家庭で活きる「パートナーのほめ方」
  5. ほめ下手な人の3タイプとその克服法
  6. ほめるために必要なのは“準備”だった
  7. 未来を変える!ほめ合う組織づくり

◆ ほめると「脳が喜ぶ」ってホント?

本書の核心は、「人はほめられると脳の“A10神経”が刺激され、ドーパミンが分泌される」という科学的事実。
「君は速くて正確だね」と言われるだけで、脳は報酬を感じて、もっと頑張ろうと思えるそう。これ、まさに私自身が経験してきた感覚です。

“当たり前をほめる”って、意識しないと本当にできない。
特に家庭内では、妻の家事や育児を「やって当たり前」になっていたことに気づかされ、少し反省しました。
ありがとう、って言うだけで、変わるものってありますよね。


◆ 特に印象に残った言葉

  • 「ほめるのが下手な人の3タイプ」
     私も“感情が表に出ないロジック型”にあてはまるなと感じました。照れ臭くて、ほめ言葉がなかなか口に出せない…。
     でも、ほめるって“準備”が9割だそう。タイミング、言葉選び、場の雰囲気を事前にイメージしておくことが大切なんだとか。
  • 「男女でほめ方は異なる」
     男性は“社会的に認められたい”、女性は“感情的・本能的に寄り添われたい”傾向があるそうです。
     これは、妻との関係でもなるほど…と思わされました。

◆ 実践して感じた変化

実際に、「今日は○○してくれて助かったよ」と声をかけるようにしただけで、妻の表情が少し和らいだ気がしました。
職場でも、後輩の些細な進捗に「ナイス!」と一言添えるだけで、明らかにやる気スイッチが入るのを感じます。

以前は、「結果が出てから評価すればいい」と思っていましたが、過程に目を向けてほめることの大切さに気づかされました。


◆ この本のすごいところ

本書の最大の魅力は、“気持ちだけじゃない”ところ。
「こうすれば相手の脳が動く」という科学的根拠をもとに、誰でもすぐ実践できるフレーズや状況別の声かけが満載なんです。
「脳科学×コミュニケーション」の力、侮れません。


◆ 誰に読んでほしい?

  • 部下・後輩を指導する立場になった人
  • 子育て中のパパ・ママ
  • 人間関係を円滑にしたい営業職の人
  • パートナーとの関係をよくしたい人

私のように、家庭と仕事でコミュニケーションに悩むすべてのパパに読んでほしい1冊です。


◆ 著者の他のおすすめ書籍

  1. 『頭がいい人の1日30分勉強法』
  2. 『脳科学で解ける!子どもの悩みと解決法』
  3. 『集中力を高める脳トレ』

◆ まとめ|「ほめる」は最強のコミュニケーション術

「ほめ合える組織しか、これからの時代は生き残れない」
この言葉が、私の心に深く刺さりました。
職場でも家庭でも、「よく見てるよ」「頑張ってるね」のひと言が、相手のエネルギーになる。
言葉の力を信じて、明日からまた行動していこうと思います。

あなたも、“ほめる準備”始めてみませんか?

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