【書評】『メモの魔力』で「聞く力」が変わった!30代会社員パパの気づきと思考整理術

本の要約

こんにちは、「今に生きる会社員のための情報ブログ」しているHirokichiです。
31歳、メーカー勤務8年目。設計職を7年経験し、現在は営業職として新たなキャリアをスタートしました。0歳の娘を持つ父親としても、日々働き方や生き方について模索しています。

今回は、以前から話題になっていた一冊『メモの魔力』(著:前田裕二)を改めて読み直して、仕事・家庭・自分自身の中で得た気づきを書いてみようと思います。


📘 この本を手に取ったきっかけ

数年前、出版された当時にかなり話題になっていたこの本。書店で平積みされているのをよく見かけ、「メモで人生変わるって、そんなバカな」と思いつつも、気になって購入。
当時は設計職で、日々図面とにらめっこ。限られた範囲で黙々と仕事をこなす日々の中で、「自分の考えを整理したい」「他人の意見をもっと活かしたい」という気持ちが強くなっていた頃でした。


✍️ 『メモの魔力』とはどんな本か?

この本は、SHOWROOM社長・前田裕二さんによる「メモ」に関する自己啓発書です。
単に「ノートに書く」ことではなく、情報を抽象化し、自分ごとに落とし込む思考プロセスを通じて、人生をより主体的に歩むためのツールとして「メモ」を捉え直す内容となっています。

キーワードは、“メモ=第二の脳”。
頭の中にある思考・情報・感情を、いったん外に出すことで、よりクリアに考え、判断し、行動できる。これが本書の大きな主張です。


💡 読書から得た学びと実体験

「記録」ではなく「思考の補助輪」

私が最も印象に残ったのは、「メモは記録じゃない。思考のためのツールだ」という点。
特に、「メモを第二の脳として使う」という言葉にはハッとさせられました。

今は営業職に転身し、お客様との会話や要望を正確に汲み取る「傾聴力」が求められます。
ただ、まだまだ経験不足な私は、すぐに最適な提案ができないことも…。

そんな時、この本で紹介されていた「ファクト→抽象化→転用」というメモの型を意識するようになり、
・「お客様は何に困っていたか?」
・「それって他の人にも当てはまる?」
・「自分のサービスに置き換えたらどうなる?」
とメモを使って深掘りすることで、提案の質が大きく変わりました。

会議の“その先”を考える

もう一つ刺さったのは、「会議の目的は“内容を記録すること”じゃなく、“次に何をするかを考えること”だ」という視点。

これ、当たり前すぎて見落としがちなんですよね。
つい、「誰が出席して何を話したか」で満足しがちですが、「その会議のゴールは何だったのか?」、「次にどんなアクションを取るべきか?」という一歩先を意識するだけで、会議後の行動が変わるんです。

これって、子育てにも似ているなと。
娘との関わりも、「今日は何をしたか」より、「それを通じて何を感じ、次にどう関わるか」が大切。そう思うと、日常の“メモ的な思考”があらゆる場面で使えるんだと気づかされました。


👨‍👩‍👧 パパ目線で考える「メモの力」

子どもが生まれたことで、時間の価値や使い方に対する意識が大きく変わりました。
仕事でも家庭でも、マルチタスクの連続。何かに集中しようとすると、すぐに他のことが気になってしまう——。

そんな中で、**「メモを通じて、いま自分が考えていること・感じていることを“見える化”する」**という本書のメッセージは、思考の整理に非常に役立ちました。

特に、育児と仕事の両立に追われているパパ・ママにこそ、「メモ」はおすすめです。
「何が大切なのか」「今やるべきことは何か」を冷静に見極めるツールとして使えるはずです。


🎯 本書を読んで変わったこと・伝えたいこと

メモを単なる“記録”から“思考の起点”として捉えるようになってから、
・営業のヒアリング力がアップした
・頭の中のモヤモヤが整理できるようになった
・育児や家族との時間も、より「意味のあるもの」として考えられるようになった

といった変化を感じています。

一方で、「メモだけが正解」ではないとも思いました。
本書を読むことで、“自分なりの考えを深める手段”を持つことが大切なんだと気づきました。


👥 こんな人におすすめ!

✅ キャリアに悩んでいる30代会社員
✅ 人の話をうまく聞けない、行動に移せないと悩んでいる方
✅ 忙しい毎日で思考の整理が追いつかないパパ・ママ
✅ 成長したいけど、どうすればいいかわからない方


📝 まとめ:考える習慣は“書くこと”から始まる

メモは、ただの記録ではなく、人生を自分の手に取り戻すための「魔法の杖」。
本書をきっかけに、日々の会話や経験、思考を「言葉にすること」で、少しずつ自分の成長を実感しています。

あなたも一度、スマホではなくペンを持って、思考と向き合ってみませんか?
それが、働き方を変え、人生を変える第一歩になるかもしれません。

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