【書評】『これからを稼ごう』で気づいた“お金との付き合い方”|30代会社員パパのリアルな学び

本の要約

こんにちは。「今に生きる会社員のための情報ブログ」を運営しているHirokichiです。

徳島県出身、現在31歳。高専から大学・大学院で機械工学を学び、設計職を7年経験したのち営業職へ転身。現在は3社目の大手メーカーで働いています。0歳の娘を育てながら、家族と仕事、自分の将来をどう両立するかを常に考えています。

今回ご紹介するのは、堀江貴文さんの著書『これからを稼ごう』。

以前から著者の本を読んできましたが、「お金」に真正面から向き合ったこの本には特別な衝撃を受けました。お金の勉強を進める中で出会った一冊です。


著者について

堀江貴文さんは、元ライブドア社長にして、現在は実業家・投資家・著述家として幅広く活躍されています。挑発的で歯に衣着せぬ語り口が特徴で、さまざまなジャンルで先見性のある提言をしてきた人物です。


本書の構成と概要

『これからを稼ごう』は、仮想通貨というテーマを切り口に、これからの社会・経済の変化にどう向き合うべきかを提示してくれる一冊です。

章構成は以下の通り:

  • 第1章:仮想通貨の本質とは何か
  • 第2章:お金の価値とは何か
  • 第3章:テクノロジーが変える未来
  • 第4章:仮想通貨の未来と私たち
  • 第5章:これからの働き方と稼ぎ方

本書の概要

本書では、「お金とは何か」という根源的な問いに向き合う中で、仮想通貨の価値や社会的意義を掘り下げていきます。

特に印象的なのは、“紙幣=お金”、“お金=価値”だが、“紙幣=価値”ではないという視点。

これは、インフレの進行によって銀行に預けているお金の購買力が目減りする現実に警鐘を鳴らすもので、「お金の本質」を学ぶきっかけになりました。

また、堀江さんは「ビットコインが流行るために必要だったのは『投機』だった」と語っています。

“投資”とは企業や仕組みに資金を提供してリターンを得る長期的な行動であるのに対し、“投機”は価格差益を狙った短期的行動です。仮想通貨の初期の爆発的流行は、この“投機性”によるものであったと説明されています。


私の読書体験と学び

私はもともとお金に対して「稼ぐ・貯める」くらいの意識しかありませんでした。

しかし本書を読んで、“守る”ことの重要性、つまりインフレや詐欺、情報弱者にならないための知識武装が必要だと強く感じました。

また、「お金との交換ができない独自の価値を持っている人が、社会では強い」というメッセージにも心を打たれました。

仮想通貨というテーマを通して、私は“テクノロジーの進化に無関心でいることのリスク”を痛感しました。


読んでから変わったこと

これまで「仮想通貨=怪しい」と距離を置いていた自分でしたが、今では少額で実際に購入し、その動向を観察しています。

また、金融リテラシーを高めることは、家族を守る行動でもあると考え直しました。

働き方においても、テクノロジーに仕事を奪われると怯えるのではなく、“幻想に怯えて行動しないこと”こそが最大の損失だと気づかされました。


こんな人におすすめ!

  • お金について漠然とした不安がある会社員
  • 仮想通貨の仕組みに少しでも興味がある人
  • 「働き方を変えたい」と思っているけど行動できない人
  • 家族を守りたいパパ・ママ世代
  • テクノロジーの進化に置いていかれたくない人

堀江貴文さんの他のオススメ書籍

  • 『多動力』:仕事の常識を打ち壊す一冊。
  • 『時間革命』:時間こそが最大の資産であることに気づかせてくれる。
  • 『ゼロ』:堀江さんの半生と価値観が詰まった自己啓発書。

まとめ

『これからを稼ごう』は、単なる仮想通貨の入門書ではありません。

お金・価値・働き方・テクノロジーへの向き合い方を、読みやすく、かつ鋭く気づかせてくれる一冊です。

迷っているなら、まずは手に取ってみてください。行動しなければ、何も変わりません。


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