【書評】『これからの会社員の教科書』で腹をくくった!30代パパ営業マンが感じた“プロの仕事術”

本の要約

こんにちは!
「今に生きる会社員のための情報ブログ」運営者、Hirokichiです。

徳島県出身、機械工学を学び、設計職から営業職に転身。転職2回を経て現在3社目のメーカーで働く31歳。0歳の娘と妻との3人暮らしの中、日々「働く意味」「成長のあり方」を考えながら暮らしています。


📚 この本を手に取ったきっかけ

書店で目に留まった本書の帯には、著者・田端信太郎さんの華々しい経歴がズラリ。

「LINE、ZOZOなど、大手企業を渡り歩いた“プロ”が語る、仕事の教科書」

転職経験が2度ある僕にとって、“どこでも通用するビジネスマンとは?”という問いは常に頭にあります。この本に、答えのヒントがあるのではと感じ、すぐに購入しました。


👤 著者・田端信太郎さんとは?

田端信太郎さんは、リクルート、ライブドア、LINE、ZOZOなど、名だたる企業で幹部として活躍してきたビジネスパーソン。
“転職先でも即戦力で成果を出す”姿勢を貫いてきた彼の言葉には、現場で揉まれてきたリアルな視点が詰まっています。


📖 本書の構成と概要

本書は全10章構成で、71個の具体的な「プロの仕事マインド」が紹介されています。
章立てだけでも心を掴まれました。以下はその一部です:

  • 第1章:評価される人は何が違うのか
  • 第2章:できる人は「報連相」がうまい
  • 第3章:プロの会議術とは?
  • 第4章:「会社員の武器」とは何か
  • 第5章:上司・部下・同僚との“付き合い方”
  • 第6章:「プロの会話」と「雑談力」
  • 第7章:「伝える力」と「魅せる力」
  • 第8章:周囲から一目置かれる仕事術
  • 第9章:キャリアのつくり方
  • 第10章:成長し続ける人の習慣

どの章も、目次を読むだけで引き込まれる内容ばかりでした。


💡 読んで得た学び:これは社会人の“教科書”だ

正直、“転職テクニック”がメインのビジネス書だと思って手に取りました。
でも読んでみると、それ以上に「社会人として、損をしない」「周囲に信頼され、任される人になる」ための具体的な考え方と習慣が詰まっていました。

特に胸に刺さったのは、

「今いる“できない部下”をできるように育てるのが上司の仕事」

という言葉です。

営業職に転身したばかりの僕は、教わる立場でありながら、後輩に仕事を引き継いだり、社内の若手にレクチャーを求められる機会もあります。
そのとき、つい「教えても吸収しないんだよな…」と感じてしまっていた自分に気づき、ハッとさせられました。

「部下の成長=自分の成果」と捉えられるかどうか。
この言葉を読んでからは、“どう育てるか”を考えることが、自分自身の成長につながると実感しています。


🧪 実践してみたエピソード

本書で紹介されていた教えの中で、僕が特に印象に残ったのが、

「めんどくさそうな人に、あえて近づいてみよう」

というもの。

社内には「この人、気難しいな…」「クセが強いな」と感じる人がいます。
僕の部署にも“やっかいだ”と噂される部長がいたのですが、あえて自分から積極的に話しかけ、雑談や業務相談の機会を作るように心がけました。

最初は緊張しましたが、徐々に向こうの態度も柔らかくなり、今では「困ったらまず声をかけてみよう」と思える頼れる存在になりました。

この経験から、「人は見た目(印象)だけで判断しちゃいけない」「関係は自分から変えられる」ということを、身をもって学びました。


🍱 響いた!社会人としての小さな習慣

本書では、大きなマインドセットだけでなく、すぐに実践できる“ちょっとした行動”にも光を当てています。
その中で、僕が「これはすぐやってみよう」と思った習慣がこの2つです。

🟡 「ランチをなめるな」

「昼休みくらい、ひとりでのんびりしたい」―誰もがそう思う気持ちはあります。
でも、ランチというのは実は“仕事以上に距離を縮められる”時間なのだと、著者は説いています。

僕も最近、あえて先輩や他部署の人とランチをするようになりました。そこでしか聞けない話、プライベートな悩み、業務では出ないホンネ…そんな話を聞けるのは、まさにランチの場。

特に営業職は「人間関係」が成果に直結します。
社内の関係構築にも「ランチ」をうまく活用することは、立派な“仕事の一部”なんだと、価値観が変わりました。

🟠 「幹事をやってみろ」

正直、めんどうだし、誰もやりたがらない役割。でも、幹事にはとても多くの“社会人スキル”が詰まっています。

  • 調整力(人の都合を合わせる)
  • 段取り力(時間配分・場所の選定)
  • 提案力(「こんな企画どうですか?」と動く力)
  • 責任感(みんなが楽しめるように空気を読む力)

実際に自分が幹事をやってみて、周囲の評価が変わる場面がありました。
「あいつに任せればちゃんとやってくれる」と思ってもらえることが、信頼構築の第一歩になるんです。

めんどくさいことほど、誰かがやる。
それを「自分がやる」と決められる人間になる。
その姿勢が“プロ”だと、本書を読んで感じました。


🔄 この本を読んで変わったこと

この本を読んでからというもの、「プロとは何か?」を常に意識するようになりました。

✅ 上司と雑談することも仕事
✅ うまくいかない状況も「自分が変わるチャンス」
✅ めんどくさいことに、あえて首を突っ込む勇気

子どもが生まれた今、「父親として、どう働き、どう見せるか」を常に考えます。そのためにも、自分の“プロ意識”を磨くことの大切さに改めて気づかされました。


👨‍👩‍👧 こんな人に読んでほしい!

  • 転職を考えている会社員
  • 自分の仕事に自信が持てない若手社員
  • 上司や部下との関係に悩んでいる人
  • 子どもに“かっこいい背中”を見せたいパパ

✍️ 著者の他のオススメ書籍

田端信太郎さんの他の著作もビジネスパーソン必見です。

  1. 『ブランド人になれ!』
     ―田端流、自己ブランディング術が学べます。
  2. 『これからの会社員の働き方』
     ―副業やフリーランスとの共存など、今後の働き方について鋭く提言。
  3. 『電通マン36歳の仕事と生活』
     ―キャリア初期に役立つ習慣・思考法を学べる一冊。

✅ まとめ

社会人になったら、誰も“正解”を教えてくれません。
でもこの本は、そんな中で「どう振る舞うべきか」「何を大切にすべきか」を、丁寧に教えてくれます。

一歩踏み出したい人、自分を変えたい人。
そんなあなたに、ぜひ手に取ってもらいたい一冊です。

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