『苦しかったときの話をしようか』要約レビュー|父になった今こそ響く“働く本質”

本の要約

こんにちは。「今に生きる会社員のための情報ブログ」を運営している31歳の会社員です。
私は大手メーカーで設計職を7年経験したのち、今年から営業職に転身。投資やビジネス書、自己啓発が好きで、現在は0歳の娘の育児にも奮闘中です。

今回紹介するのは、森岡毅さんの『苦しかったときの話をしようか』。書店でパッケージ買いしたのですが、読後には「これは娘が大きくなったら絶対読ませたい」と思える1冊になりました。


働くことの意味を、自分の言葉で語れるか?

この本は、森岡さんが「娘の就活に向けて」書き溜めていたメッセージが元になっています。単なる自己啓発本ではなく、“父親として、1人の社会人として伝えたいこと”が詰まっているのです。

本書の核心メッセージは、「自分の強みを知り、戦略的に人生を設計すること」。これはまさに、私が営業職に転身する際にぶち当たった壁そのものでした。

機械設計という“専門性のある仕事”から、成果が数値で明確に問われる営業職へ。なぜこの選択をしたのか、自分は何を強みとしていくのか――本書はそんな問いへの答えのヒントをくれました。


印象に残った言葉:「お前の人生は、お前のものだ」

本書の中で、ひときわ心に刺さった言葉があります。

「お前の人生は、お前のものだ。自分で考えて、自分で決めて、責任を持て」

この言葉は、自分が何者かを理解し、自分にしかできない戦い方を見つけなければならない、という厳しくも温かいメッセージ。娘が将来、同じように迷ったときに、こう言ってあげたいと思いました。

実は、営業に異動した直後は、毎日成果が出ず苦しかったんです。でも本書を読んで、自分の「思考力」「論理性」「共感力」が営業でも活かせると気づき、資料の作り方や提案の仕方を見直しました。すると少しずつですが、お客様から「分かりやすい」と言ってもらえるようになりました。


父親としての視点が染みる理由

私自身、娘が生まれてから、仕事に対する考え方が大きく変わりました。
「何のために働くのか?」「自分は子どもに何を背中で伝えたいのか?」
そんなことを、毎日考えるようになったのです。

この本は、働くことの“戦略”だけでなく、“目的”や“姿勢”にまで踏み込んで語ってくれる。だからこそ、父親になった今の自分に、強く響いたのだと思います。


この本をおすすめしたい人

  • 将来のキャリアに不安を感じている社会人
  • 子どもを持ち、働くことの意味を見つめ直したいパパ
  • 異動や転職などで、新しいステージに挑戦している人

人生に“正解”はない。だからこそ、自分の強みを武器に、選んだ道を正解にしていく。
そのための道しるべをくれる一冊です。


まとめ|働く意味に迷ったら、読んでほしい一冊

『苦しかったときの話をしようか』は、単なるキャリア論ではなく、“生き方”を問う一冊です。

もし今、仕事に悩んでいたり、働く意味を見失っていたら。
あるいは、子どもが生まれて自分の働き方に悩んでいたら。

この本が、あなた自身と向き合うきっかけになるはずです。

ぜひ、手に取ってみてください。

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